投資で資産1億を超えた人を、「億り人」と呼ばれています。
この仮想通貨元年、予期せず「仮想通貨億り人」となった方の数は少なくはないのではないかと思いますが、そんな億り人が「手遅れ人」になってしまわないためには。
目次
仮想通貨の億り人が手遅れ人にならないための3つのポイント
こんばんは。マエダユウタです。
今年も残すところあと1週間を切りました。
2017年、またの名を、仮想通貨元年。年初10万円前後だったビットコインは今や240万にタッチし、100万円台後半。
2017年初に「年内100万円」とか「2020年までに250万円」といった予想を見て、「そうなればいいねー」くらいに思っていましたが、あっさりと超えてしまいましたね。
ビットコインは20倍弱ですが、中には100倍まで上がった通貨も。そこに100万円投資していれば、それだけで資産は1億円を突破します。
そんな、投資で資産1億を超えた人を、「億り人」と呼ぶようです。
(僕はそこそこ稼がせていただきましたが、残念ながら元本が十分ではなかったため億り人とはほど遠いですw)
この仮想通貨元年、予期せず「仮想通貨億り人」となった方の数は少なくはないのではないかと思います。
仮想通貨の将来性を予測して、こうなるシナリオを想定して億り人となった方、おめでとうございます。ただ、予期せず、もしくは十分な理解なく億り人となった方は十分ご注意いただきたいことが3つあります。
嫉妬して言っているわけではありません。
正しい認識を持たないと、本当に一瞬で、億の資産を持つ「億り人」から「手遅れ人」に転落してしまいます。
1.含み益はただの数字
その億の資産、どのような形で持っているのでしょうか?1つのコインで?複数のコインで?それとも売却して現金で?はたまた別の資産に変えましたか?
単独でも、複数でも、金融資産として持っている状態ではそれは+N円、となっていてもそれは「利益」ではなく「含み益」。売って、利益を確定させて初めてあなたの物になります。
仮に、今ある通貨の評価額が1億円だとしても、仮に翌日にその価値が0円になってしまえば・・・
株の場合は「紙切れになる」(現在は株は紙ではなく電子記録ですが)なんて言い方をしますが、仮想通貨の場合は言葉通り電脳世界の塵となってしまいます。
2.その大勝ちは必ずしも実力ではない
仮想通貨を買っている人の過半数以上が大きな利益を確定させたか、上記の「含み益」をどっぷり抱えてニヤニヤしているのではないかと思います。
仮に、仮想通貨の市場自体の成長を読んでいただとか、「この通貨は化ける」という確証があったりだとか、そのあたりの判断があって大勝ちしたのであれば実力で勝ったと言えるかもしれませんが、大半の方は周りから聞いて買ったり、ニュースを見て買ったり、今まで投資をしたこともなかったという方もいらっしゃるのではないかと。
勿論、仮想通貨投資という、まだまだ世間で疑われている分野に参入した度胸と先見性や、この時期に手を出していたというタイミングの良さなどは「運がいい」のも含めて評価されるポイントではあります。
とはいえ、この相場、レバレッジをかけていたり、高値でつかんでは暴落でパニック売りを繰り返してさえいなければ基本的には勝っているはず。
これで、「投資なんて簡単だ!」とか「自分にはセンスがある」なんて思ってしまうと後々手を広げた投資で絶対に痛い思いをします。
3.自分が相応の器を持たないと、お金は逃げていく
最後だけ精神論的な話になるのですが、お金というのは一時的な強運で「実力以上」の物を手にしても、すぐに手元からなくなっていってしまうものです。
僕も、数十万という単位から何度か学んできていることです。
一時の暴騰に乗っかって手にした大金。もしかしたら、滅茶苦茶なぜいたくをしなければ一生働かずに暮らせるようなものかもしれません。
でも、そうやって自分の器を広げようとせずに、減り過ぎないように消費しようとしても、なぜかあなたの手元からお金が逃げて行ってしまいます。
なんでって言われてもわかりませんがそんなもんです。
どうせ、器に入りきらずにこぼしてしまうお金なら、積極的に自己投資にでも使って器を広げる方向に使う方が有効ですよ。
まとめ.チャンスの時こそ冷静に
いかがでしたでしょうか。仮に億の資産を築いた億り人、でなくとも数百~数千万を予想に反して稼いでしまっていた人もいるかもしれません。
ビビることなく、驕ることなく、チャンスには乗ってきながら、それでも永続するわけではない市場の熱が冷めたとき、次に資産をどこに置くのかは冷静に見極めておくべきです。
何事にも、バランス感覚が大切です。
(この記事を書いた人)
マエダユウタ
九州在住のサラリーマン 投資家として株式、仮想通貨、不動産を扱う傍ら、ライターとしても活動。また、投資の初心者向けにセミナーや塾なども展開している。
【ブログ】
九州の社窓から
http://maedakabujuku.hatenablog.com/
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