GMO、SBI、DMM、サイバーエージェント、大手企業も続々と仮想通貨業界に進出していますね。
しかし大手企業だからと言って、全面的に信頼することは出来ません。
いち早く仮想通貨取引に手を出したGMOグループの「GMOコイン」は、初心者にとって取扱い要注意です。
目次
GMOコインとは？
GMOコインとはGMOグループが手がける仮想通貨サービスです。
公式サイト：https://coin.z.com/jp/index.html
ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュを購入・売却することができます。
GMOコイン-トレード画面
GMOコインの特徴
GMOコインは取引所ではありません。
ユーザ同士で取引するものではなく、すべてGMOを相手に取引する相対取引所です。
これはどういう事かというと、GMOコインでいくら取引をしても市場に影響を与えない取引となります。
取引所と販売所のイチバンの違いは「板」が存在しないことです。
販売所は販売側の言い値で買うことになりますので、大抵の場合は市場より高い金額で購入する事になります。
市場が大きく動いている場合は価格差（スプレッド）が5万円も空いたりすることも。
購入する際はこの価格差に注意してください。
GMOコインの価格差
最大のメリットは仮想通貨FX
GMOコインの仮想通貨FXは価格差（スプレッド）を固定にして取引できます。
価格差は通常1,000円ですが、火曜日と土曜日は300円です。
gmo-スプレッド割引キャンペーン
※11/1より、常時300円と大幅値下げ！
また似たようなFX取引機能が、bitFlyerにもあります。
ビットコインでレベレッジをかけて取引できる「bitFlyer Lightning」というサービスです。
bitFlyerは取引所サービスですので、「板」が存在します。
なのでスプレッドの差額はいつも変動していますが、だいたい50〜1,000円ぐらいです。
時と場合によりますが、GMOコインの方が安定している分、たしかに使いやすいかもしれませんね。
原則として、取引高の多い取引所であればスプレッドの差額は少額で済みます。
ビットコインがもっと多くの人に触れるようになれば、bitFlyerの方がいつも安く購入できるようになるかもしれません。
また海外の取引所でも仮想通貨FXができるので（そして大体安い）、気になるようであればこちらも確認した方がよいでしょう。
初心者は要注意！確認すべき注意事項
ビットコインを長期保有したいなら他の「取引所」の方がお得
GMOコインは「取引所」ではなく「販売所」ですので、ビットコインを長期保有したいのであれば、「取引所」を使ってビットコインを入手した方がはるかに安く購入できます。
販売所の罠については、下記の記事を参考にしてください。
仮想通貨FXで購入したビットコインは送金できない
仮想通貨FXで購入したビットコインは、実際にはあなたのビットコインとして保有されていません。
レバレッジをかけた分の価格の所有権を持っているだけですので、トレードをして価格差をとるという使い方しか出来ませんのでご注意ください。
なので仮想通貨FXで購入した仮想通貨を他の口座や友達に送ることは出来ません。
SNSアカウントで口座開設しないこと
SNSアカウントでログイン出来るということは、SNSアカウントのセキュリティにあなたが大事にしているお金の口座のセキュリティを任せてしまうということです。
Facebookの乗っ取りなどは未だいたるところで発生していますので、本当にオススメしません。
なるべく、2段階認証も設定しましょう。
新規口座開設時の注意点はこちらにまとめているのでご参考までに。
仮想通貨のコインとコインで交換できない
ビットコインを軸に他の仮想通貨に変換することが現状できません。（2017年10月）
たとえばビットコインを購入して、やっぱりアルトコイン（ビットコイン以外の通貨のこと。イーサリアムやビットコインキャッシュなど）を持ちたいなんて時は、一度ビットコインを売却して円に変換してからアルトコインを購入するという、二度手間が必要になります。
こちらは最初に記載した通り、仮想通貨を保有目的で購入する場合にGMOコインは向いていません。
取引所を使った方がお得になります^ ^
キャッシュバックキャンペーンとは手数料の還元
手数料のキャッシュバックとして、支払った手数料を還元してくれるキャンペーンを行っています。
なんだか貰った気分になれて嬉しくなりますが、元はと言えばこちらが身銭を切ったお金。
キャンペーンを当てにして取引をするのはやめておいた方がいいでしょう。
キャッシュバックはあくまでオマケと考えましょう。
仮想通貨取引をレバレッジかけるのは超ハイリスク
もともとFXは通貨間の値動きが激しくないからレバレッジをかけて取引できるようにしていました。
1ドルが100円から101円になっても、通常レバレッジ無しであればほとんどトレードとして成り立ちませんからね。
ところが仮想通貨はどうでしょう？1日に30%の上昇や時にはマイナス30%なんてのもあります。
こんなボラティリティの高い（値動きの激しい）仮想通貨でレバレッジをかけるなんて、はじめて仮想通貨を触る人にはとてもお勧めしません。
1日に◯%も上がるといったHYIP（詐欺）の広告を見過ぎて感覚が麻痺していませんか？
もともと大きく価格変動するものなので、レバレッジをかけてまでするものではないと、個人的には思います。
ちなみにほとんど気にならないような差額ですが、保有するビットコインの量によって手数料がかかります。
通常は1日あたり、0.05%の手数料となっています。
1BTCが60万円だとすると、1日あたり300円分の価格差がかかるイメージですね。
まとめ：仮想通貨FXで細かくトレードするなら有効、でも・・・
まとめると保有目的で仮想通貨の売買をすると、結構損することになりそうです。
有効な使いみちとしては仮想通貨FX。
ただし気をつけてください。仮想通貨自体のボラティリティが非常に高いので、レバレッジをかけてまで取引するのは初学者にはとてもお勧めできません。
仮想通貨は本当に将来性のあるものですので、黙っていても2倍、3倍、10倍と価値上昇していくと信じていますが
まだまだ成長途中ですので、その途中で大きく下落することもあります。
そこでふるい落とされてしまうのはとても勿体無いことだと思いませんか？
せっかくこの成長途中の間に仮想通貨に目をつけることが出来ているのですから、ゆったり構えて着実に資産を伸ばしましょう^ ^
